2010年3月24日水曜日

Día del Mar

ボリビアの海の日












Hoy día es Día del Mar en Bolivia.
Hasta hace 131 años, Bolivia tenia el mar.
A causa de perder la guerra con Chile, Bolivia perdió su territorio del mar.
Hoy día, todos Bolivianos desean recobrar su territorio del mar.

3月23日はボリビアの海の日です。
ボリビアは南米の内陸国。海はありません。
ですが、131年前まで、ボリビアには海がありました。
1884年の太平洋戦争に負け、太平洋に面する海岸線を含む領土がチリのものとなりました。
なので、ボリビアの海の日は、ボリビアの海を失った日、なのです。
毎年3月23日は国民皆が、海をもう一度取り戻そう、という思いを一つにする日です。
プレスト村でも、朝から小学生から高校生までの学生がマーチを組み、村を行進しました。
その後村役場の前で、村人と一緒に海の日の式典が行われました。
校長先生が、「皆さん一生懸命勉強して、ボリビアの海を取り戻しましょう。」と挨拶。
日本でいう終戦記念日にあたるのかな。
131年間ずっとこの日は海の日で、長い時間が経っていても、かつての領土を取り戻したいというボリビア人の思いがある日。
いつか平和な方法で、ボリビアにもまた海がある日がくることを願います。

2010年3月12日金曜日

Comida Boliviana-Sopa de Maní-











Sopa de Maní  ピーナッツのスープ


ボリビアの郷土料理、おいしいピーナッツのスープの作り方を紹介します。

お母さん、ぜひ作って下さい。


材料:

人参

玉葱

ジャガイモ

ダシになるもの(プレストでは鶏肉まるごと)

ピーナツ

お米

パセリ

1、人参、玉葱を千切りにします。じゃがいもは一口大に切る。ピーナツは水につけてふやかし、薄皮をむく。

2、鍋に鶏肉(そのままの形で)、人参、玉葱を入れて、煮ます。

3、鶏肉に火が通って野菜が柔らかくなったら、オレガノを入れて、さらに煮る。

4、鶏肉をとりだし、ジャガイモを加え、さらにお米を加えて煮る。

5、ピーナツを水と一緒にミキサーにかけて細かくする。

6、4に5のピーナツを加えて煮る。

7、塩で味を整えて、一口大に切った4の鶏肉を加える。

8、お皿に盛って、パセリを散らす。できあがり! お好みで揚げたジャガイモを添えても美味しい!


このスープは、サンタクルスで初めて食べて、一番大好きなボリビア料理になりました。
プレストでもピーナツを作っているので、週末などによく食べます。
このレシピは、先日栄養向上の為のCapacitación(研修会)に行ったときに、女性たちから教わったもの。
この研修会は月に一回ずつ各集落で開催されます。
地元で採れた物で、栄養価の高い物を皆で作って食べ、家庭での栄養摂取向上を目指します。
ファシリテーターの女性が一品新しいレシピを紹介して、地元の女性グループが郷土料理を一、二品作ります。
チョリータのおばさまたちは、各家庭で採れたジャガイモやら玉葱やらを持ち寄って、ぺちゃくちゃおしゃべりしながら皮を剥いたり野菜を切ったり。私もその輪の中に入って、料理を教えてもらっています。
この光景は、うちのお母さんが婦人会で近所のおばちゃんたちとお味噌作ったりこんにゃく作ったりしてるのと一緒やなぁと思いました。
皆で集まって料理して、皆で味わう。皆で笑いながら食べてると、それだけで体にも心にも栄養いっぱいいただいてる、そんな気がします。

2010年3月9日火曜日

Mi pueblito PRESTO

私が暮らす村、プレスト


La pueblo de Presto es mi casa ahorita. Me encanta acá.

hay 34 comunidad en Presto y hay aproximadamente 2.000 familias y 9.000 habitantes en todo en Presto.


El paisaje es muy bonito....



La gente es muy amable y amigable...



La comida es muy fresco y natural...



Hay mi familia Presteña acá...

Estoy muy contenta de vivir acá en Presto!


ここが今私が暮らす場所です。プレスト村は景色が美しく、人がとっても優しくて、食事が素朴で美味しい。

プレスト村の中には34集落があり、約2千家族、9千人の住人が暮らしています。


プレスト村に暮らし始めて、約一ヶ月が経ちますが、毎日ここで暮らせることに幸せを感じています。なにがいいって、まず

景色が最高です。晴れた日は遠くの方まで雲の動きが見渡せる広い空。今の季節は、連なる山の緑がきれいです。雨が降る日は山に雲がかかって、幻想的。山肌にはトウモロコシ畑が広がり、ロバや羊などの家畜もたくさんいます。


そして、人がいい。親切で気遣ってくれて、まるで日本で暮らしている様。盗みや犯罪をするような人はいません。子供たちは人懐っこくてかわいいです。とても素直。子供たちは皆ケチュア語とスペイン語のバイリンガルで、男の子はサッカーが上手。女の子は編み物や料理が得意。


そして、食事が本当に美味しい。毎日無農薬の野菜や果物を食べています。

朝はこちらのおばあちゃんが薪で焼いたパンとお茶。昼は具沢山の日替わりスープと、畑で取れたじゃがいもとご飯、サラダを食べます。夕食は軽めに果物を食べたりパンを食べたり。とても素朴なご飯だけど、素材が美味しいからまったく飽きません。

田舎ではひよこ豆のスープをいただいたり、挽きたての小麦で作ったパンを分けてもらったり。

素朴なものが好きな私にぴったりの村です。薪で焼いたパンが毎日食べられるなんて、とても贅沢です。

美しい景色と、優しい人と、美味しい食事のおかげで、私はとても健康に元気に暮らしています!

2010年3月3日水曜日

Carnaval en Presto 12-17/Feb/2010

Había el Carnaval en Febrero en Presto.



Fiesta en alcaldía en 12 de Febrero




hice los empanadas para el carnaval con mi abuela de Presto en 13 de Febrero.




Había mojado todos los días.




Todos bailaron alrededor de Pucara desde 14 hasta 17 de Febrero.

Pucara es para pachamama, antecesores, familias, amigos y comunidad.





Chicha, la bebida de maíz.


2月の12日から17日まで、約一週間、プレスト村はカルナバル(お祭り)でした。

赴任したのが10日、仕事始めが11日で、12日は半日仕事をして、午後からは役場の会議室で職員皆で酒盛り。

紙吹雪をまくし、水はかけあうし、シンガニというお酒を飲みまくるし、さすがラテンの職場です。

このシンガニというお酒、ウォッカ7にソーダ3くらいの割合で作っていて、とても強い。

もともと飲めない私は飲んだふりをしていました。

夕方になっても、さらに外でビールを飲み続ける職員たち。自分たちの車やバイクにもビールをかけてお祝い。

ほとんどの職員はスクレというプレストから3時間の県庁所在地の街に住んでいるので、彼らはスクレでカルナバルをすごすため、酔っぱらったまま帰っていきました。

夜はプレストにある病院の庭でのパーティに参加。食べて話して踊って楽しい時間を過ごしました。


13日土曜日、朝から家の庭ではカルナバルのごちそうの為にお父さんが牛を解体していました。

夕方からは、おばあちゃんの家でエンパナダというパンを焼きました。

パンの生地を伸ばして、中にチーズと玉葱と唐辛子で作った具をいれて、形を整えます。焼くのは石釜で、薪を使って。

三つ編みのチョリータ姿のおばあちゃんがパンを焼く様子は、まさに映画「魔女の宅急便」でパイを焼くシーンと一緒。

きっと昔からこの方法でパンを焼いてきた文化が今もここにあるんだな、と思いながら一人で感動していました。

焼き上がったばかりのパン、とても美味しい!!!薪で焼いているから香ばしさがちがいます。

お祭りの度にこうしてたくさんエンパンダを焼くそうなので、楽しみです。

この伝統的なエンパナダを焼くことは、日本でハレの日にお餅を作るのと同じだとおもいます。

家族皆で手伝いながらたくさんたくさん焼きます。お祭りの期間中、家族やお客さんと一緒に食べます。

夕方のバスで、スクレで勉強している若者や祭りの期間中をプレストで過ごす親戚が帰ってきて、村は一気に活気づいてきました。


14日日曜日、村の各家々では祭りの準備が進められています。

道を歩いていると、子供たちから容赦なく水鉄砲の攻撃にあいます。

昼過ぎに、パラダが始まりました。村のおじいさんたちが奏でる音楽に合わせて、たくさんの人が列になって踊りながら村中を通ります。家の前を通った時は、水風船や水鉄砲で踊ってる人たちをずぶ濡れにしてしまいます。

もちろん、私も水風船を投げて参戦しました。

その後は、誘われるまま踊りの列の中へ。

水風船があたっていたいし、泡はかけられる、水はかけられるで、もうわけがわからないまま踊っていたけど、

楽しくて楽しくてずっと笑っていました。

夜は村の中の即席ディスコテカで、村中の若者とともに踊りました。音楽は主にボリビア音楽。


15日月曜日、昼間にプラザで子供たちからケチュア語を習っている時も、水の攻撃にあい、びしょ濡れに。

夕方からプカラという、カルナバルの為につくられた祭壇のようなものを見にいきました。

村の中の数件の家にプカラはあります。

プカラはビールやコカコーラ、甘いパン、ケーキ、ビスケット、缶詰、フルーツ、風船で作られています。

パッチャママ(母なる大地の神様)のため、先祖のため、家族のため、村人のため、神様のための捧げもので、14日に飾り付がされて、16日か17日に解体され、おさがりを皆で分け合っていただきます。

プカラを見に行くと、必ず家の人からチチャというお酒をごちそうになります。

チチャは、トウモロコシを発酵して作ったお酒。各家々で採れたトウモロコシで作られていて、家によって少しずつ風味がちがいます。他にも、ココナツで作られたネクターというお酒もあります。

どちらも強いから、あまり飲めないけど、美味しいお酒を楽しみました。

家の人は誰が来ても必ず歓迎して、お酒をすすめてくれます。プレストの人のあたたかさをよく実感しました。

カルナバルでのお酒の飲み方。注いでもらったら、まずプカラのパッチャママへ少し飲んでもらって(つまりプカラにお酒をかける)、それから残りを自分で飲みます。

お酒の弱い私はたくさんプカラに飲んでもらいました。

そのまま夜はまたディスコテカへ踊りに行きました。


16日火曜日、一部の家ではプカラの解体の儀式が行われると聞き、見に行くことに。

プラザに行くと、前で踊っている人たちがいて、この人たちが今から解体をするそう。

チチャで酔っぱらった村人が、踊りながらプカラの会場に行き、家の中のプカラの周りをさらに歌いながら踊ります。

その間もチチャの招待をうけ、人々はまたさらに飲む。そして踊り続けます。

踊りと音楽が最高潮に達した時、代表の2人がプカラの解体を始めます。

パン、ケーキ、缶詰、果物などを風呂敷のような布に詰めていきます。

その風呂敷を持って、踊りの列はプカラの会場をでて、村中を踊り歩き、親戚の家へ。

そしてまたここで飲み続けます。

他の会場でプカラを解体する時も同じ儀式が行われます。

夜は今夜も皆で踊り明かしました。

いやぁ、よく飲むなぁ、ボリビア人。


17日、水曜日に仕事を再開すると皆言っていた。

だけど、朝出勤しても、役場は閉まっているし、誰も来ていない。

ボリビアらしいなぁーと思いながらしばらくプラザで待っていると、目の前を通り過ぎる踊る人々。今からプカラを解体しにいく様子。

よく見ると、その中に役場の人もいて、一緒に踊っている!あれ?今日仕事始めじゃないのー?

と聞く前に、広美!一緒に踊りましょう、と誘われてそのまま踊りの輪の中へ。

また夕方まで踊った一日でした。


結局スクレから役場の人皆が帰ってきたのが17日の午後。仕事が再開したのが18日でした。

私は17日に飲んだチチャにあたって、18日は療養。他にも似たような症状の人がたくさんいたそう。

仕事よりも、行事を大切にするボリビア人。

田舎の集落ではまだまだ週末まで飲み続けるそう。

bolivia人は本当によく飲み、よく踊ると実感しました。